10回目で9年てわかりづらい

遅くなりましたが


いいスリーピースの日2019


お越しいただきありがとうございました!



84人のお客様と出演者、フード陣、スタッフで

100人以上いるB.B.STREETは熱気がすごかった。

から揚げ揚げたて、シュウマイ蒸したての熱気説もありますが、

やっぱりいいスリーピースバンドと

それを楽しみまくったお客さんの熱気だと私は思いました。


身体がバキバキ。そして足があざだらけなんですが、

これは11/2に初台WALLtatara見てたら

シュトー君がスライディングしてきたからです。

怪我しても前で見たいんだよ。仕方ない。


あ、私エリです。

エリイ(これはオザワさんしかもう呼んでない)です。エリーです。

企画者です。



スリーピースバンド限定企画を2011.2/20に始めて、

その年の11/3に『いいスリーピースの日』というのを思いついて

いいスリーピースの日20112019まで毎年続けたので10回目、9年もやりました個人企画です。

私が15歳から通っているライブハウスB.B.STREETで毎年続けました。


バイニャンズの企画もだいたい私がバンドやライブハウスとのやり取りをしているけれど、

バンドとは決定的に違うのは、いろーーーんな責任をひとりで持つということ。

あと、横浜でやる!って意地があるところかな。

しかし来年は都内でやろーかなとも思ってはいます。葛藤。


毎年絶対祝日だし、

だからこそイベントごとが被りやすいし

金銭面も大変ではあるけれど

毎年すごく色んなものをすり減らしてきた気がする。

本当毎年辞めよう、最後にしようと思ってる。

それは現在進行系で。


今年は生理的な体調不良も重なり、終始吐き気


今年勝手に(そう言う私も勝手なのだけれど)

いいスリーピースの日って言ってる企画告知見て

全然いいスリーピースの日じゃねーじゃんて

舐めんなよとイライラ


オープニングアクトの貧困ズも呼んでないのに色々送りつけてきたしイライラ


したよ。性格悪いよ私。



なんだけど、


去年を遥かに上回るクオリティの1日になっちゃった。来た人にしかわかんないやつ。


長くなるのでまず初出演の3バンドについて


THE貧困ズはある意味ひどかったけど、まずやっぱり曲がいいし、

あがけゆーやはやっぱフロントマンとして私じゃ到底敵わないものを持ってるし

なにより3人が本当に幸せそうに演奏を終えた姿がとても美しかった。


valowsは前のメンバーからも付き合いが長いし、

4人のvalowsが大好きだった(今も好きです)し

前のメンバー含め何となく家族のような気持ちがあるので

おまえそのスキルで何様だよと思うくらい厳しい目で見てしまう。

変わらないとこもあるけれど今は違うバンドで、ここ数年で見た中で1番か2番くらいのライブだった。みんな合法のドラッグをまかれたみたいになった。素晴らしかった。


worst tasteについては、うわあ、とてつもないモンスターを召喚してしまったと思った。

と同時に気合いが半端なく伝わってきて嬉しさもあった。


私はバンドをやっているけれど、

そのずっと前からライブハウスが好きなただの人で今もそうで

だからバンド×バンドということはもちろん考えて企画をするけれど、

そこに来るお客さんが楽しめるかどうかも毎年とても気にしている。

このバンド好きなお客さんはあのバンドを好きだろうか

は、もちろん


このバンド好きなでもあのバンドは見たことない人が多そうだし、でも見たらなんか生まれるかな

とか

バイニャンズが好きなら私の好きなバンドはみんな好きになるだろう(傲慢)

とかも思うし、悩む。


でも、バイニャンズ以外はいつもポップで可愛いバンド見に行ってる人も割と来ていただけるので

今回、さすがにworst tasteは危険なのではないかと、びっくりしすぎないかなと。

誘うまで正直とても悩んだ。

誤解がないように言うと組み合わせの問題。

とても好きなバンドだしなによりパワーが半端ない。

そもそもまず、私なんかの企画に出てくれるのか?という気持ちもあって

11/3にオファーしてみたいと数年前から何度も思っては考え、の繰り返しだった。


今年は私が病気したのもあって

先がわからなかったからバンドを誘うのも遅かったんだけれど

ドラムの440君とは別バンドでも会う機会が多かったので勇気を出して言ってみたらほぼ即オッケー。

本当に感謝、そしてそこからバンドの順番に悩みに悩むことになる。



脱線しまくりましたが、


実際、フタを開けてみたらworst taste見たことがないお客さんがやはり多かった。

最初絶対びっくりしたと思う。

だって私だってびっくりしたし、恐怖さえ感じたもん。

だけどお客さんもすーごい熱気になった。

なんだこれ、やばいぞ今日は!って思った。

大拍手。


そしてJinnyOops!salsa、シャイガンティととてつもないライブが続いた。

この3バンドはもうレギュラーみたいになってしまって

今年は誘わないほうが、、とか思うんだけど誘いたい。だって超絶いいスリーピースバンドだし、好きだし、大好きだし!笑


毎年誘ってごめん。

毎年ありがとうございます。

大好きです。



当日は私は体調不良もあったので、

今日はこらえてsalsaくらいから飲もう(笑)と

お酒一滴も飲まないでジニーまでいたのだけど、

ジニーちゃん達が粋なことするし

私の好きな曲から爆発的ライブするし

15年前くらいからの色んなことがフラッシュバックして涙が止まらなくなった。

お酒飲んでなくてもめちゃくちゃライブ楽しめるし、泣くんだなぁ。笑。


ごちゃごちゃの中この手を伸ばす絶望は希望に恋をする

『ライブライヴライフ』

この曲はバイニャンズの中では特別な曲で

猫がモッシュピットから手を伸ばしてるイメージ。バイニャンズ的にも。

10年以上も前に書いた自分の歌詞で

今また救われるんだから私はとてもおめでたい人間だ。


自分で作った曲は、作ったその当時の自分に戻れたりもするし

時には新鮮に新しい解釈で聞けたりして、また今の自分を助けてくれる時もあるし、

逆に上から暗黒のマントみたいなのをかけてくることもあるから面白い。

私は私(猫)のためにしかたぶん歌詞を書けない(書かない)。

誰かを勇気づけたり何かを届けたり

愛を歌ったり伝えたりしない(できない)。


だから憧れる。

足りないのはわかってるし

みっちゃんみたいになりたいけど

ジニーみたいなギャルバンやりたかったけど

私は私なのだよなー


はい、また脱線した。

自分のことばかり書いて嫌になってきたけど

今回は書き遂げたい。2019


salsaでついに飲むぞ、って思ってたんだけれど

なんだか逆にここにきて飲むのは

失礼なのではないかと、大好きなキリンの缶に口をつけた瞬間に思ってしまった。

大好きな曲のひとつである、どこみて歩いてるんだーって叫ぶ(そう聞こえる)曲

やった時には隣にいたタクちゃんとかと飛び跳ねまくってた。

salsaのライブは音楽は私のドツボというか、

語彙力がなさすぎてうまく伝えられないけれど

とにかくカッコいい素晴らしい(知らない人はまず見るしかない)!!!

ちょーカッコいい!!!

音源も好きだけどライブが好きな1番の理由は、溢れ出る熱をとても感じるからなのかなーと

好きになって3年経つ最近はそう思っている。

ずっと同じメンバーで長く続けているところも

バンドをやる身として同世代としてリスペクト。


そして


シャイガンティ

リベンジシャイガンティ!!!

昨年もきてくれて2年待っていた皆様!

(その間にちがう箱のライブ行けよてなるけど)

去年のことみんな思い出したよね。

シンガロング。本当に楽しかった。


今年の夏、私は手術数日前にシャイガンティ見に行ったんだよ。

得てして残酷は欲しい時に来ないな だったよ。


シャイガンティで終始笑ってました。


全バンドトリかよってライブでした。


そういう時のトリの出番だと、

私はかなり燃えるほうなのですが、

なんだか初めてもうやりたくないと

一瞬でも思ってしまいました。


お酒も飲んでなかったし


いや、飲んでなかったからこそ


それって本当に全員に失礼な感情だったなと


今やーっと落ちついた状態で思いました。

ごめんなさい。


でも悔しかった。

本当に悔しかった!


あーこんな奴がバンドやってていいんだろうかとか

思うことたくさんあるけど


待っててくれた人

見てくれた人

見ちゃった人

出演バンドの方々

美味しいフードを出したり

心の支えになってくれたなっちゃん&きしぱんさん

B.B.STREET


本当にありがとうございました。

楽しかったです。


力不足でしたが、

まだまだ変われるはずだと思ってる。

まだまだバイニャンズにお付き合い下さい。



バンドやる資格がもしあるとしたら

それは自分で作るものだなと思います。

私みたいな普通(かそれ以下)の人間は特に。


糞みたいな対バン

信用がないからなのか高いノルマ

よくわからないイベント


それに文句言う(言うし出ないけど)なら

自分で楽しい日を作るしかない。

そう思ってずっと企画をやってきました。

毎年素晴らしい日が塗り替えられてきて

しあわせだなーって毎回思ってるけど

10回目は節目な感じもしました。


お客さんも今年は過去最高の熱量だった。

愛だね。ありがとう。


また来年!て毎年別れていくの

すごい嬉しいけど


また来年になったら考えます。


とりあえず健康に気をつける。


またバイニャンズを見にきてくれたり

私の大好きなバンドを見ながら

乾杯しましょう。

やっぱり私はライブハウスが大好きです。


バイニャンズ恵里

photo by クボツヨシ